コロナ下で「稼げる人、稼げない人」の差はどこでつく?
古い価値観に縛られると“稼げない組”に
現在の組織に目を向けても、UberEatsやZoomなど、柔軟に新たな需要を摑んだ企業の成長が著しい。今後、業界地図は劇的に変わっていくだろうと、磯山氏は予測する。
「働き方にしても、今まで同じところに集まってしていた会議も必要ない。どこにいてもオンライン会議ツールでプレゼンもできるし、販売店の工夫で、遠方の店の食事も取り寄せることができる。常識はすでに変わっているんです」
時代が大きな転換を迎えるなか、昔のルールや価値観に縛られる人は“稼げない組”に落ちぶれてしまう。
「逆に変化の波に対応できる人にとってはチャンスになる」と磯山氏。固定された格差は有事によって覆される。千載一遇のチャンスが訪れているのかもしれない。
【磯山友幸】
経済ジャーナリスト・早稲田大学卒。日本経済新聞記者、『日経ビジネス』副編集長を経て、独立。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』など
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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