底辺芸人がYouTuberで突如ブレイク「コロナ禍で逆転もできる」
新型コロナウイルスでパラダイムシフトが起きている。株価の暴落で新興裕福層の中には資産の大半を失う人がいる一方、生活に困っていた層の中には富を掴んだ人も。この災厄で新しい階層と価値観は生まれるのか?
底辺芸人、突如“ブレイク”
コロナが各業界にダメージを負わせるなか、これをチャンスと捉える者もいる。「クズ芸人」と称され、かつては借金苦にあえぎ、自己破産の経験もあるお笑い芸人、スパローズの大和一孝氏(44)だ。
「ほとんど仕事がなかった僕ですが、このコロナ期間中に最高月収を目指そうと思って動いてます。売れっ子芸人すら仕事ができずに家にとどまる状況が訪れ、これまで開けられてきた差がリセットされたような気がしています。
売れっ子も貧乏人も平らな世の中になったな、と。そしたら俄然やる気が出てきたんですよね」
家のテントの中で飲酒&メシを作っているだけの動画
そこで大和氏が目をつけたのが、自室に張ったテントに潜ってのキャンプ動画の配信だった。
「もともと僕はキャンプが好きだったんで、チャンネル登録者数70万人のヒロシさんがYouTubeで配信しているキャンプ動画に出させてもらっていました。
おかげで動画配信がお金になるという意識を強く持ちながら、自分でもキャンプ動画をアップしていたところ、緊急事態宣言が出て外で撮影ができなくなったんです。そこで自宅にテントを張って“家キャンプ”をして、その様子を配信しようと考えたわけです」
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