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コロナ下での就活生のボヤキ。内定率ダウン、Web選考で「やる気が出ない…」

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 新型コロナウイルスによって、2021年就職予定の現大学4年生も、未曾有の状況に置かれているようです。

就活

※画像はイメージです(以下、同じ)

 リクルートキャリアの「就職プロセス調査」によると、6月1日時点の2021年卒大学生(大学院生除く)の就職内定率は56.9%昨年の同時期より13.4ポイントも低い結果でした(大学生752人へのモニター調査から算出)。
 後ろ倒しになっているのが原因だから悲観することはない、と同社は分析しますがーー。

 就活で連敗中だという都内の有名私立大学に通う吉岡太一さん(仮名・22歳)に話を聞きました

自粛要請によって選考の話が立ち消えに!?

「僕が今年の3月上旬に本格的に就活を始めた頃は、説明会をWEBに移行する企業が多く、『移動をせずにラクに就活ができてラッキー』くらいに感じていました。でも、東京都では3月25日に外出自粛要請が発表されてから、採用の動きはどんどん鈍くなっていきました」

 他の就活生と比べてスタートダッシュが遅めだった吉岡さん。何業界を志望しているのでしょうか。

「具体的にやりたい仕事がまだないので、メーカーから出版から建設業までいろいろ応募しています。自粛前にES(エントリーシート)が通って面接待ちだった企業もありましたが、うち2、3社からは『一時採用を中止するので今後の連絡をお待ちください』という連絡があってから一切連絡がありません。その他の面接は、録画ムービーやオンラインで対応になりました」

採用が決まらず、モチベーションは下がる一方

会社員 悩む

 選考を通過しなかった学生には連絡しない企業のスタンスなのかもしれませんが、来ない連絡を待つのはツラいものです。

「自粛期間も採用活動を続けている企業をネットで探してESを出しまくりました。でも、家にこもりきりだとやる気が続かず、さらに20社弱の企業に落とされて、やる気も自信もなくなってしまいました。最近はサボり気味になってしまい、まったく結果は出ていません……」

 人と会わないと気分転換もままなりませんから、モチベーションが下がるのも無理はありません。吉岡さんの友人の就活状況はというと……。

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