Zoom会議で社長が「バカヤロー!」若手社員が体験した残念なリモートワーク
結局テレワークが打ち切りに
その後、専務が「通信環境が悪く、聞き取りずらかったのかもしれません」となだめるも社長の怒りは収まらなかった。
「バカヤロー! バカヤロー! バカヤロー!」。社長はバカヤローを三唱し、「どうだ! 聞こえたか!」と、パソコンの音が割れるくらいの声量で叫んだ。結局、ZOOM会議は中断。この事件をもって高山さんの会社ではテレワークが打ち切りになったそうだ。
「オフィスに集まっていれば、テレビ会議の業務報告でもこういった空気にはならないのですが……。個別の環境でコミュニケーションを取ることの難しさを感じましたね」
アフターコロナを生き残るためには
通勤時間の減少、企業コストの減少、業務生産性の向上など、数多くのメリットが挙げられるリモートワーク。
5月12日にはTwitter社が「ロックダウン解除後も、希望する従業員は自宅勤務にする」と発表するなど、コロナウイルスの感染拡大によって、リモート化に向けた動きも増え始めた。
一方で新たに、業務管理やコミュニケーションなどの課題が浮き彫りになったことも事実。リモートワークが社会に浸透するためには、今後は個人だけでなく、会社組織がノウハウを組織マネジメントに活かしていくこと求められるだろう。
<TEXT/モチヅキサトシ>