上司と不倫するため、女性店長が売上金に手を出した理由「給料が低すぎて…」
すべてにおいて投げやりに
「お客さんに『このスマホ買います』と言われても『今在庫ないんですよね』と答えたり、『うちで買うより、あっちのお店で買った方が良いですよ』と他店を勧めたりしました。基本的に何もしないようにしたんです」
次第に、お客さんに断りを入れるのすら無駄に感じた三原さんは、さらなる手段に出ます。
「勤務中もバックヤードにダンボールを敷いて寝るか、資格の勉強をしていましたね。下手なところに就職すると大変な目に遭うというのを間近で見たせいか、勉強はかなり集中できましたね」
さすがにそんな状況を続けるのも心苦しくなってきたので、バイト自体を辞めてしまったという三原さん。その後、時間を有効活用した甲斐あってか、無事行政書士の試験に合格できたそうです。一方、店舗運営が困難になった運営会社は、彼女が辞めてほどなくして携帯販売の事業から撤退してしまったそうです。
<TEXT/和泉太郎 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>