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憧れのゲーム会社は超ブラック「悪夢の89連勤、上司が出社拒否」

学び

「好きなことを仕事にしたい」。多様な働き方が選択できる現代において、そう願う人は多いでしょう。

楽しそうな職場

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回、お話を伺った藤原拓也さん(仮名・28歳)もその一人。昔からゲームが大好きで、学生時代は昼夜が逆転するほど、徹夜でゲームに明け暮れる毎日を過ごしていたそうです。

待ち受けていたのは過酷な現場

「ゲームに関わる仕事がしたい」という一心で、業界を絞って就職活動を行い、念願のゲームプログラマの職に就くことができました。しかし、その会社は、サービス残業、休日出勤は当たり前。ベース給料は安く、ボーナスの支給はナシ。

「新卒で入ったので、業界のことを何も知らなかったし、ゲーム業界はこんなものなのかなって思っていました。みんな社長が怖くて、文句を言える雰囲気もなかったです」

 プログラマ上がりのワンマン社長のもと、会社自体がパワハラ体質なところもあったとか。

「大好きなゲームに関わる仕事ができるなら、お金をもらえるだけありがたく思え!」が、社長の価値観。新卒入社で経験もない藤原さんは、会社の方針に従うしかありませんでした。

なかなか辞める勇気が出なかった

退職

 藤原さんに「ひょっとしてブラック企業かも?」という疑念が深まったのは、配属された現場を仕切っていたディレクターとのやり取りの中でのこと。

「教えてほしいことがあっても、忙しい時には、話しかけても無視されるのがほとんどです。教え方には圧があるし、職場内で怒鳴られることが何度もありました」

 あまりにも酷い対応に、一緒に入った同期は早々に退社するも、藤原さんはキャリアに傷つくのが嫌で、なかなか辞める勇気が出なかったそうです。新卒で残ったのが1人だけになり、ますます藤原さんに対する風当たりは強くなる一方。

「仕事ができないお前は、プログラマとは認めねぇから」とディレクターに罵られ、とうとうあだ名が、「ポンコツ」に定着することになりました。

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