新型コロナでイベント自粛の中、ライブ配信アプリ「17 Live」が描くエンタメの未来
市場を牽引するための取り組み
ライブ配信が注目を集めるなか、17 Liveは今後どのようにして裾野を広げていくのだろうか。2月22日には、俳優の吉田鋼太郎さんを起用した“大人の放課後”をコンセプトに掲げる新CMを公開。アプローチする客層や今後の展望について横内氏に伺った。
「17 Liveのライバーやオーディエンスは、10代後半から20代の若年層が多いのですが、今後はサービスの幅を広げて業界を成熟させていきたいため、30代や40代の方にも使ってもらいたいと考えています。吉田鋼太郎さんは老若男女問わず、ファンがいるので今回のCMのコンセプトに適任でした。
CM効果によって、今までの広告施策では取れない新規ユーザーの獲得に繋がったり、以前17 Liveに登録したものの暫くログインしていなかったユーザーがアクティブになったりととても良い効果を得ています。
さらに、自社でできることには限界があるので、色々な企業と連携して、ライブ配信に関連したイベントをオンライン・オフライン問わずやっていきたい。プラットフォーマーとして、ライブ配信からスターになっていく人を発掘しなければならないと思い、業界を牽引できるよう努めたいですね」
男性ファッション雑誌販売部数No.1を誇る『smart』(宝島社)との共同制作番組や、花王のヘアスプレー「ケープ」とのタイアップ、オンラインのUFOキャッチャーゲームとのコラボなど、様々な業界と連携を図る17 Live。今後のライブ動画配信の市場動向に注目だ。
<取材・文・撮影/古田島大介>