新型コロナで休校相次ぐ「収入が半分以下に…」派遣職員も悲鳴
自分から「辞める」と言い出せない理由
しかし、そんな状況でも友紀さんには自分から辞めるという選択肢はないと言います。
「給与は激減するのに、厚生年金などは給与から引かれるので、今月はまだ働いていたいんです。でも、来月はどうしようか今から悩んでいます。転職しようにも、こんなご時世、求人もあまり出ていないだろうし、またブラック企業に戻るしかなさそうで、迷っています」
長時間労働を強いられるブラック企業に比べ、時間拘束の少ない派遣社員を選んだ友紀さん。しかし、こういった異常事態に、ポジションを失ってしまう可能性も高いようです。
― 特集 新型コロナ・若者の憂鬱 ―
<取材・文/阿佐ヶ谷蘭子>