新型コロナで休校相次ぐ「収入が半分以下に…」派遣職員も悲鳴
休校措置で、派遣は週2~3日出勤に
「新型肺炎のニュースが報道され始めた2月は受験シーズン真っただ中だったので、『風邪などひかないようにね』という形で、職場の雰囲気もまだ穏やかでした。でも、報道などで感染者数が増えるにつれ、『職員の間引き出社』が言われるようになってきたんです」
まさに、予想外の事態に、副業を探そうにも時期も悪かったと言います。
「もともと、繁忙期に備えて職員が多いので、普段の仕事量ってだいたい0.8くらいで、1人分を超えないんですよ。そのため1人くらい休んでも全然、業務が回せるんです。
正社員は月給なので、自然と『派遣さんから休みを取ってもらって』という雰囲気になりました。最初は有給消化という形で、1~2日程度休みを取りましたが、急な休みで働く先もなく、家でじっとしていました」
収入は半分以下に。出社しても仕事がない
しかし、3月に入っての全国的な休校措置が大ダメージなったそうです。
「数日程度の休みなら、なんとかしのげたのですが、派遣元から『こういう事態なので、契約は残っていますが、しばらく週に2~3日の出勤になります』と伝えられました。本当は、しばらくの間休んでもらいたかったみたいですが、派遣だと無収入になるので、間引き出社で落ち着いたみたいです。収入は半分以下になってしまいました。
出社しても仕事があまりない上に、必要なサイト以外のページにはネットに繋がらないパソコンなので、ネットサーフィンもできず……。ずっとファイリングや、片付けなどで時間を過ごしていてツラいですね。私の方から『辞めます』や、『休みます』っていう言葉を待っているんですよね……」