ジム初心者が知っておきたい「正しい筋トレマシン」の使い方
トレーニングをできる体を準備しよう
そこで重要になってくるのがマシンを扱える身体を作ることです。これは筋肉の量ではなく、関節の柔らかさと関節や筋肉それぞれの動かし方が重要になります。
例えば腕を上げる動作は普段肩をグルグル回すだけだと思われがちですが、肩関節と一緒に首元にある鎖骨や肋骨、背骨などと連動します。これを知らずに筋トレマシンを肩関節だけ操作してしまうと、確実に肩に負担が掛かってしまい、運動効果は得られずむしろ怪我になりやすいです。
単なる関節の柔らかさだけでなく、関節の連動の仕方などバイオメカニクス的な観点で全身の関節運動における身体の使い方を練習することで筋トレマシンに対して自分から身体をフィットさせることが可能になります。
トレーニングはプロ任せが一番
トレーニングの準備として身体の使い方や柔らかさの確保をするためには自身だけでなんとなくやるのではなく、ぜひプロの指導を受けてください。
関節の場所によって自身では手が届かないこともありますし、客観的に見ないと気付けない部分もあります。
何より身体の関節運動の仕方や筋肉の名前と動き方などは義務教育で教わりません。一般の方はほとんど情報を持っていませんから、ここはパーソナルトレーナーのような指導も知識もプロフェッショナルである人にしっかり見てもらいながら指導を受けてください。
ビギナーが誤ったトレーニングをしてモチベーションが落ちてしまったり、諦めてしまう例は過去に何度も見てきました。これからジムライフを始めようしている方、ちょうど今始めたばかりのビギナーの方はぜひ参考にしてみてください。
<TEXT/柔道整復師・パーソナルトレーナー ヒラガコージ>
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