買って後悔するのは?iPad向け「有料手書きノートアプリ」徹底比較
[おすすめ1]大量のノートを管理に便利
目的別にたくさんのノートを作成して使いたい人におすすめなのが、「Good Notes5(グッドノート)」だ。
このアプリは、複数のノートを同時に開くことが可能だ。それぞれのノートはタブで表示され、ワンタップで切り替えられる。さらに、2つのノートを並べて表示することもできるので、たくさんのノートを作り、それらを行き来しながら使う人にはおすすめだ。
ページめくりの方向を縦/横から選択できる点も特徴だ。どちらが使いやすいかは個人の感覚による部分が大きく、ノートの内容によって変えたい場合もあるため、切り替えできるのは嬉しい。画面を軽くスワイプすれば新規ページが作成され、ページめくりにストレスを感じることはない。
また、ノートの整理には階層構造のフォルダを無制限に作成できるので、多数のノートを細かく分類して管理したい場合にも便利だ。
[おすすめ2]スピードを求める人に
最初にページめくりのしづらさの点でNoteshelf2が残念だということを書いたが、この点で高い優位性を誇るのが「Notability」(ノータビリティ)だ。
このアプリは、ページ間がシームレスにつながっているため、スクロールで無限に書き続けることができる。ページめくりの動作が必要ないため、すばやく大量のメモを取りたい状況では圧倒的に便利だ。
ペンの太さが12種類と多いので、PDFファイル内に元ファイルの文字サイズに合わせた太さのペンで書き込みをしたい場合にも重宝する。また、このアプリも2つのノートを並べて表示できる。
ただし、「表紙」の概念がなく、ノート一覧のサムネイルには1ページ目に書いた内容が見える状態で並ぶため、目的のノートを見つけにくいのは少々難点だ。表紙用のPDFや画像を自分で作成してインポートしたり、太めのマーカーでタイトルを記載するなど工夫したい。