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震度6弱の地震で電車はどうなる?西武鉄道の復旧訓練で見たリアル

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健常者の救出作業と衛星携帯電話

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付近に特定災害対策本部と被害者支援室を設置

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ドローンを飛ばすことで、上空から事故の様子がより把握できる可能性を持つ

 車両司令は玉川上水駅の駅長に事故現場への救援活動と指揮を要請後、別の場所では災害対策本部長からの指示で、特定災害対策本部を設置。情報の収集や現場への指示を行なう。

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乗降用ドアを手動で開け、非常用のはしごを架ける

 車内で車掌などが応急手当を終えた直後、玉川上水駅の駅員が事故現場に到着し、非常用のはしごを先頭車、進行方向右側の2・4番ドアに架ける。まず健常者を先に降ろしたあと、玉川上水駅まで誘導する設定だ。駅員は英語を交えながら誘導案内をしており、インバウンドを想定している。

 その後、現地復旧部長が事故現場に到着。運転司令との通信手段が不通となり、衛星携帯電話(固定電話、一般の携帯電話と比べ、通話エリアが広い)を使用し、連絡をとっていたのだ。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、一般の携帯電話が不通になり、大混乱に陥った。ワンセグでしか情報を得られなかった人も多かったのではないだろうか。

 情報や連絡が迅速に伝わらない事態を重く見た西武は、衛星携帯電話を13台導入し、主要ターミナル駅、重要拠点に置いて、通信設備を構築しているという。

消防隊が出動

 消防車のサイレンが鳴り響き、北多摩西部消防署の消防隊が事故現場に到着。救護所や現地連絡調整所の設置。トリアージ(多数の負傷者が発生した場合、緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めること)後に重傷者の搬送を行なう。

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ドライバーの救出に乗り出す


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消防隊5人がかりで車椅子ごと車外へ降ろす

 消防隊は機械を使ってクルマのドアをこじ開け、ドライバー(人形)を救出。担架に乗せ、救急車へ。その後、車内から負傷者や車椅子の乗客の順に以外をすべて降ろす。また、踏切内で立往生したクルマは消防隊の手により、踏切の外へ搬出する。

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消防隊4人がかりでクルマを踏切の外へ運ぶ

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