コント師・ハナコ、一番感動したナイナイとの共演「スターのオーラを放っていた」
影響を受けた作品、お笑い芸人は?
――なるほど(笑)。ハナコさんのネタは、短編のSF小説のような世界観を感じます。どんなところから影響を受けていますか?
岡部:明確な影響はないんですけど、たしかにショートショートとかけっこうで好きですね。東京03さんみたいに日常から生まれるコントはすごいって思いますし、影響を受けています。僕たちはちょっと日常からズレるようなネタをつくってる気はしますが…(笑)。
秋山:僕もショートショートとかSF映画とか好きですね。ただ、自分たちのネタが顔とか動きにいきがちなので「ラジオでコントやってください」って言われたときに「あ、会話劇がない」っていうのが小さな悩みでした。
岡部:あと舞台袖を使って出たり入ったりってコントもよくやってたんですけど、営業の現場に袖がなくて絶望したりとか(苦笑)。今はなしでもいけるネタが増えてきましたけど、意外な盲点があったりもしましたね。
霜降りは「最初から真ん中になる」存在
――ハナコさんや霜降り明星をはじめとする「お笑い第7世代」の面々は、賞レースやテレビ・ラジオなどで次々と結果を残しています。改めて同世代の芸人に思うところはありますか?
岡部:霜降りは最初から「真ん中になるんだな」って感じでしたね。逆に同世代で引っ張っていってくれる存在がいてよかったです。刺激になりますし。
秋山:四千頭身も早かったですしね、『新しい波24』から『AI-TV』に残ったのも3人だったし。
菊田:僕は同世代の芸人を意識することはないですね。単純に楽しんでます、一視聴者として。見てて楽しいのは霜降りですね。「コイツらどこまでいくんだ!?」っていう感じが。
――「お笑い第7世代」というものが浸透したことで、具体的な変化はありましたか?
秋山:若手を複数組出してくれる番組が増えた気がします。「お笑い第7世代」っていう枠があるおかげで出しやすいみたいな風潮はあるんじゃないかと。できれば全国区のコント番組がスタートすると嬉しいんですけどね。
岡部:去年、僕らの後に霜降りがM-1(グランプリ)で優勝して大きな流れができたっていうのはありますよね。