新人の仕事を倍速にするコツは「分けて教えること」
仕事の分解に困ったら部下にこう質問する
もし、仕事を分解しづらいと感じたら、無理やり3つに分けたり、2つに分けたりしてみると、分解のきっかけがつかめると思います。私はOJTにおいて仕事の分解に困ったときは、自分に次のような質問を投げかけるようにしています。
「仮にこの業務を分けるとしたら、いくつに分けられるだろう?」
「仮にこの業務を3つに分けるとしたら、どう分けられるだろう?」
こう自分に質問を投げかけ、OJTで教えるべき業務を分解していくようにしています。
携帯電話ショップの例で説明すると、接客業務を分解してから、まず新人に接客の流れの全体像をつかませ、その上でひとつ、例えば「アプローチをする」についてのみレクチャーしていきます。
新人育成はステップ・バイ・ステップで
レクチャーを終えたら、すぐにその箇所をロールプレイングで試させ、気がついたことをフィードバックします。
「ちょっとお客様にアプローチをかけるのが早かったね」
「あのタイミングではまだ声をかけちゃダメだよ」
など、気づいたことを指摘して修正をかけていくのです。
それができたら次のステップに、例えば「ニーズを把握する」へと進み、同様にレクチャー、ロールプレイング、フィードバックを繰り返していきます。このように、OJTにおいては、教える内容を分けて、ステップ・バイ・ステップで教えていくと、新人の迷いも少なくなり、育成スピードが格段に上がっていきます。
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■匠の時短質問
一気に業務を教えたくなってしまったとき
「この業務は大きくいくつに分けられると思う?」
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