ビジネス着に合うおすすめコートと、ユニクロの新・防寒アイテムとは?
今から着られる「ステンカラーコート」
「ライナー」と呼ばれる取り外し可能なパーツが付いているステンカラーコートは長い期間、羽織れる万能なコートです。
ライナーを装着することで真冬も着られますし、取り外すことで今から春先まで活かせます。また、生地も必ずしもウールではなく、地厚なコットンや化学繊維を使っているタイプが一般的なので、冬感も強すぎません。
色は「紺色」、あるいは発色があって青みが強いライトネイビーのコートが良いでしょう。逆に、黒・グレー・ベージュは似合う人にはOKですが、落ち着いたイメージがあるので、おじさんに見えるリスクもあります。
ちなみに今季ステンカラーのおすすめは、ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシングで見つけたコートです。取り外し可能なライナーが綿ではなく、「シート状にしたダウン」が使われているため、真冬の防寒性を高めている点が高評価ポイントでした。
とはいえ、その価格は2万8000円ですので、20代のビジネスマンにとっては予算の捻出が難しいかもしれません。そこでユニクロで活用できる防寒対策をお伝えします。
ユニクロの3990円でできるビジネス防寒着
ジャケットとシャツの間に、薄手のダウンベストを着る「インナーダウン」。ここ数年、目にする機会が増えてきたこの着こなしが、「今年さらに浸透する!」と私は見ています。
三井住友銀行やKDDIといった大手企業が相次いでドレスコードの廃止を打ち出すなど、この秋冬、オフィスカジュアルの浸透が一気に進んでいます。
そんななかユニクロが発売している「ウルトラライトダウンコンパクトベスト」の新作は、内側に付いたボタンを留めることで、襟型を2段階に調整することが可能です。つまり、Vネックを深く調整できます。私がこのアイテムを押す理由はまさにここです。
Vネックを深くすることで、「スリーピーススーツのベスト」を身につけているよう見え、オフィスカジュアルによく馴染みます。また、2018年までついていたアームホールのパイピングが取り除かれ、より洗練したデザインに仕上がりました。また、マットで艶がないデザインなので、ジャケットの重ね着に馴染みやすいのです。
通勤・外出の際には、ジャケットの間にベストを挟みます。また、客先やオフィスに到着したときは、付属の巾着に入れ、バッグに収納することもできるのです。
<TEXT/森井良行>