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板野友美が語る、20代からの自分「目の前の壁も必要な試練」

目の前に現れる壁は、自分にとって必要な試練

プリズン

――日々、意識していることはありますか?

板野:昔はやりたいことや夢も、ただ自分のためという部分が大きかったと思います。でも、今はこれまで自分が吸収してきたことを歌や演技などで発信することで、楽しんでもらえたり、ちょっとでも救われた気持ちになってもらえたら嬉しいと思っています。あとは、こうしたインタビューなどであっても、自分の経験を話すことで、誰かの助けになったり、心が楽になってもらえたらいいなと。

――与えられた仕事を頑張っているんだけど、本当にこれでいいのかなともやもやしている、同世代や下の世代に向けて何かお話いただけますか?

板野:あくまでも私の考え方ですけど、目の前に現れる壁って、自分にとって必要な試練だと思うんです。それをやりこなせば次の課題がくる。自分が目指すところと全然違うところにいたとしても、今の課題をクリアすれば、何かが見えてきたりする。

 クリアした先に、神様のプレゼントみたいに、やっていて良かったなと思える出来事がふと訪れたりする。どんな仕事も、どんな出来事も、繋がっていると思うんです。

――板野さん自身が、そう実感している?

板野:私自身、そういう体験をしてきました。こうなりたいのに、全然違うみたいな時期もありました。でも目の前のことも適当にやっていると、いつまでたっても、もやもやゾーンからは抜け出せない。何かを一生懸命やることで、それがカギになっていくと思います。

極限の状態の人間がどうなってしまうのか

板野

――中国映画出演などにも挑戦している板野さんですが、今後、やりたいことを教えてください。

板野:歌手としても女優としても、いろんなことを表現して発信していきたいですし、女優業でいうと、もう少しプライベートの私に近い役もやりたいです。7月に『愛しのナニワ飯』というスペシャルドラマをやらせていただいたのですが、それは天真爛漫なテレビ局のAD役でコメディ要素も含んでいたので、そうした色々な役柄をもっと演じてみたいです。

――最後に、本作公開に向けてひと言お願いします。

板野:非日常的な映画ですが、でも今のいじめ問題につながるような人間模様も描かれています。これは悪い例だと思って観てもらって、どんなときでも自分だけのことを考えるのではなく、相手の立場になって考えていけるようにと感じてもらえれば。人間が極限の状態の時にどのようになってしまうのか改めて、深く物事を考える機会になると思います。ぜひ映画館でご覧ください。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異

【公開情報】
プリズン』はシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開中
© 2019「プリズン13」製作委員会