猫背も解消。姿勢が悪い人に「呼吸エクササイズ」がおすすめ
姿勢の悪さは現代人、デスクワーカーの悩みのひとつです。姿勢を良くするために骨盤をサポートする座椅子が発売されたり、姿勢改善のためのエクササイズが紹介されたりしています。
様々な対策が世に出ていますが、実はその他にも方法があります。それが呼吸法です。今回は上手な呼吸法、呼吸エクササイズで姿勢改善を目指しましょう。
呼吸は空気の交換だけではない?
呼吸という運動動作は新鮮な空気を身体に取り入れて、不必要になった物を身体の外へ出していく行為ですが、実はこの呼吸を行う際に使っている筋肉は我々の体幹部分を支える姿勢保持にも活躍しています。
現代人は椅子に座る時間が長いことや運動不足になっていることを理由に平均的に呼吸が浅くなっています。そのため、呼吸に使われる呼吸筋も凝り固まったり弱くなってしまったりするです。
呼吸筋の弱化や機能障害が姿勢を悪化させる要因になっているため、呼吸筋を目一杯使うべく深い呼吸を心がけるようにすることも姿勢を良くするコツです。
姿勢を良くする呼吸エクササイズ
呼吸筋をさらに働かせるためのエクササイズをご紹介します。
① 胸の前で手のひらを合わせます
② 息を吐き、胸を張りながら左右の手のひら同士を肘から力を入れるように意識してゆっくり満遍なく押し合います。
③ 息を吐き切ったら、ゆっくり優しく息を吸って手のひらを緩めます。
※10回2セット/1日
※手のひらへの抵抗感が強まると効果が高まるため、手のひらの間にボールやクッションなど反発するものを挟むのがオススメです。
このエクササイズで働く胸のインナーマッスル、小胸筋(しょうきょうきん)は呼吸と姿勢のどちらにも大きな影響力を持っています。姿勢が悪いと小胸筋が固まってしまい、猫背の状態で形状記憶されてしまいます。
小胸筋が伸び縮みするこのエクササイズを深い呼吸と一緒に行うことで、悪い姿勢から脱却しましょう。
<TEXT/ヒラガコージ>