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ハイスペ男子100人とお見合いした私が思った「年収4000万でも結婚したくない男」

コラム

超絶○○だった彼に「無理です」の4文字

「家事は男性がやることではないと母がいうので、母に毎週来てもらっています。お手伝いさんが入っているんですけど、洋服のコーディネートや下着の買い足しなんかは、ずっと母に頼んでいますね。デートも気が利かないので、お店選びは母任せで。結婚したら、母と仲よくやってくれて、母の代わりをしてくれる人がいい。地元に戻ったら敷地内別居で……」

 正直、私はドン引きです。それでも、「なにかの間違い」と頭を切り替えて、「結婚相手の基準はなんですか?」と尋ねてみます。すると、彼は悪びれることもなく、「母がいいという人で」と答えたのです。

 続けて、「ところで、いつ母と会っていただけますか? 母も今度こそ気に入ってくれそうです」とニッコリ。そんな彼を茫然と見つめながら、私の心のなかに浮かび上がった「無理です」という4文字。以降、彼と会うことはありませんでした。

私が思う、「効率的に結婚する」方法

栄藤仁美

 お見合いの数だけ失敗も多い私ですが、そもそもなぜハイスペ男子と出会えるのかをお伝えします。

 私は17歳で起業した経営者で、仕事上たくさんのスタートアップ起業家と出会います。また、実家が7代続く京都のお茶屋ということもあり、周りに紹介くれる方が多くいました。

「類は友を呼ぶ」とよく言いますが、経営者の友だちは経営者。お家柄が良い人たちのつながりというのは古くから長く続いています。24歳までに結婚することが目標だった私は、素直に「結婚したい」と周りに吹聴していました。それで、紹介を受けるチャンスが多かったのです。

「彼氏がほしい」と言うと、気持ちの問題もあってなかなか難しいですが、「結婚したがっている適齢期の女性」であれば、ブスでも需要があります。まずは周りに結婚願望があることを伝えてみてください。それが、もっとも効率的に結婚する方法だと思います。

結婚相手選びのポイントと、夫人からのアドバイス

 私のなかで、恋愛と結婚はまったくの別物です。恋愛は楽しさだけで満たされますが、結婚は入籍をした日からともに生活していくということ。ひとつの会社を共同経営していくようなものです。自分の条件を減点していって、それでも相手と暮らしたいか、暮らしていけるか――。1度離婚を経験した私はそう思います。

 結婚相手を選ぶうえで重要なのは、「相手の条件を多く決めすぎないこと」「3回会ってみて決めること」「相手に対して減点方式ではなく加点方式をとること」の3つです。これらを念頭に、私は次の条件から“半分クリアするひと”を選ぼうと決めて婚活をしました。

・私より年収が多いか同じであること
・出産するまでは働かせてくれること
・趣味の時間などを尊重し合えること
・食の趣味が似ていること
・男性側の家族が過干渉でないこと
・バツイチだとしても包み隠さず話してくれること
・遅くとも私が25歳のときには結婚してくれること

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