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ホリエモンと東大受験に挑んだ芸人TAWASHIが「不合格になって今思うこと」

学び

悩める20代は「目の前にあるものに夢中になって」

TAWASHI

好きな四文字熟語をリクエストすると「粒粒辛苦(物事を成し遂げるために、こつこつと苦労を重ね、努力を積むこと)」と記した

――東大には落ちてしまいましたが、クイズ番組などから出演オファーが来る可能性もあります。

TAWASHI:もちろんオファーがあれば出演したいです。今年はお笑いライブだけじゃなくてYoutubeでの活動にも挑戦しつつ、東大を目指したいと思うので引き続き応援していただけるとありがたいです。

――蔭ながら応援しています。悩める20代のビジネスパーソンにアドバイスをお願いできますか。

TAWASHI:ほとんどの方が周囲から求められていること、自分のやりたいことのバランスに悩むと思います。僕自身もそうで、どちらかといえば出世よりも好きなことをやっていたいタイプ。けど、好きかどうかわからないような東大受験に挑戦したことで、それまでとは違う世界を覗くことができました。

 難しい問題ですけど、たとえば上司との関係に悩んだりしても、打ち込めるものがあれば嫌な思いを忘れられる気がするんですよ。それが求められていることなら評価にもつながるし、向いていることなら自分のモチベーションにもつながる。

 独りよがりになるだけじゃなくて、目の前にあるものに夢中になってみてください。もしかしたら、それだけでなにか変るかもしれません。

【TAWASHI】
1987年生まれ。新潟県出身。高校卒業後、早稲田大学に進学するも半年で中退、お笑いの道へ。コンビでデビューするも、現在はピン芸人として活躍。AbemaTV『ドラゴン堀江』の東大受験企画で注目を集める。ツイッターアカウントは@TAWASHI

<取材・文/鈴木旭 撮影/スギゾー>

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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