ホリエモンと東大受験に挑んだ芸人TAWASHIが「不合格になって今思うこと」
昨年11月から配信されて話題となった受験ドキュメンタリー番組『ドラゴン堀江』(AbemaTV)。もともと東大生で実業家の堀江貴文さん(46)が、芸能界でくすぶっているタレントを「半年で東大に受からせる」と豪語したことからはじまった企画だ。
これにお笑い芸人のTAWASHIさん(31)、お笑いコンビ「鬼サンダー」のオバンドー吉川さん(26)、グラビアアイドルのわちみなみさん(24)の3人が挑戦。結果はいずれも不合格だったが、唯一センター試験の足切り(二次試験を受けるためのボーダーライン)を突破したTAWASHIさんには、ネット上に多くの応援メッセージが寄せられるなど反響を呼んだ。
ところで、TAWASHIさん自身はどんな思いで受験に挑んでいたのだろうか? 東大受験にあたっての心境やエピソード、堀江さんと交わした会話など、本人に直接インタビューを敢行した。
最初は応募せず。徐々に火がついた東大受験
――最初に『ドラゴン堀江』の話が来たときはどんな心境でしたか?
TAWASHI:一番はじめは拘束が長いっていうのと、東大に受かるのは無理だと思って応募しなかったんですよ。ただ該当者がいなかったみたいで、マネージャーからもう1回話が来て「じゃやってみようかな」と。
――あまり乗り気ではないところからはじまったんですね。
TAWASHI:お笑いの活動ができなくなりますし、バイトどうしようとか……。ただ、よくよく聞いてみたら、生活費については出演料をいただけるってことだったのでOKしました。
――番組から出演料が入ってくるまでのあいだ、生活費はどう工面されていたんですか?
TAWASHI:一緒に住んでいる元お笑い芸人の先輩にお世話になりました。家賃を立て替えてくれたりとか、食事をおごってくれたりとか。あとプラスで親の仕送りもありましたね。
――10日に配信された番組の最終回で「(東大受験が終わるまで)お笑いの仕事を入れないでください」とマネージャーに怒ったというエピソードを明かしていました。どのあたりからスイッチが入ったんですか?
TAWASHI:東大の受験問題とか見ると、やっぱり難しいし覚える量が半端じゃないと思って。僕自身が複数のことを同時にやるのも苦手だし、東大受験に合格すれば見返りも大きい……だったら1つのことに専念しようと。徐々にですが、去年の11月ぐらいから火がついていった感じですね。
二次試験で聞いた堀江さんの印象的な言葉
――番組の要(かなめ)である堀江さんと最初に接したときの印象は?
TAWASHI:テレビと変わらない感じでしたね。ズバッと、はっきり物事を言う方だなと思いました。
――番組では、合宿で堀江さんと一緒に勉強するシーンもありました。
TAWASHI:あれはムチャクチャ刺激になりましたね。勉強中に話しかけられると怒っちゃうくらいの緊張感で。堀江さん自体、ほかの仕事がつまっているなかでの合宿。休憩するのももったいないってオーラが出てました。