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20代さとり世代は、夫婦のあり方も多様。「妻の浮気を容認」する夫に衝撃

暮らし

 恋愛に無関心なわけではないけれど優先順位が低め…だとして言われるようになった「さとり世代」。さとり世代に明確な定義はないが、1980年代後半生まれの若者を表す言葉として使われています。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントが、20~30代未婚男女2400人に対して行ったアンケート調査では、6割が「恋愛が得意でない」と答えています。

 そんななか、これまで考えられなかった恋愛観を持つカップルが増えてきています。今回取材したのは、妻や彼女の浮気を容認する男性です。

まるで漫画の世界! 公認不倫を選んだ夫

「大学時代のゼミ仲間Aの妻が、浮気をしているんです。当然、男として怒るか、浮気を止めさせるか、離婚でしょう。でもAは、浮気を容認したんです」と、信じられない表情で語るのは、大手メーカーの営業マンの香取弓弦さん(仮名・27歳)

 まるで結婚7年目のセックスレス、子供なしの仲良し夫婦が選択した「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を描く漫画『1122』のような実話。一体、何が起こっているのでしょうか?

「Aは大学時代から優秀で、コツコツと物事を確実にこなすタイプ。黒縁のメガネをかけていたので、卒業式の時に『社会人になったら、おしゃれなメガネにしろよ』と、からかったこともあるくらい固い男でした」
 
 大学卒業後、放送業界に入ると、真面目な性格を買われて総務部に所属。社内法務を担当すると、トラブル対応などでめきめきと実力を発揮し、社内でも一目を置かれる存在に。

社内不倫した妻に夫が「意外な反応」

さとり恋愛白書

「26歳のときに2歳年上の女生と社内恋愛。1年後に結婚しました。ところが、Aの妻が浮気、しかも相手は社内の既婚男性でW不倫。Aは社内法務の担当なのに、その妻が風紀を乱すなんて、悪い冗談としか思えません」

 香取さんが、妻の不倫に気づいたAさんから相談を受けたのは、半年前のこと。そこで、「不倫をやめるように奥さんを説得したほうがいい」とアドバイスしたそうです。ところが――。

「その後の飲み会で、Aが僕を避けるようになったんです。いったい何が起こったのかAに聞きたくなったので、2人きりで話すため、行きつけのバーに誘いました」

 なんと香取さんの予想に反して、Aさんは妻の浮気を制止するのではなく、容認するようになっていたのです。

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