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インターンに応募したら「仕事内容がウソだらけ」ダマサれた学生は…

学び

夏祭りイベントの企画を上司に提案してみたら…

 玉木さんは夏祭りのイベントの企画や、アプリ配信を想定したコンテンツを提案しました。店長が「面白そうだね」と本部に送ってくれたのはよかったのですが、メールではなくファックスで送っていました。

 そして、玉木さんの「ネット環境も整わないスーパーで、新しいことができるの?」という嫌な予感は的中してしまいます。

「6月をすぎても、募集要項にあった夏祭りのイベント企画の概要が知らされていなかったので、店長に聞いてみたんです。すると『本部は検討中』との回答。『最低2か月前から準備しないと間に合わない』と説明しても、店長はあいまいな表情を浮かべただけでした」

 7月に入ってすぐ、玉木さんは店長に「企画が通らなかったなら、はっきり言ってください。1か月前からでは、準備もできないですよ」と直訴します。すると「悪いけど、うちは大掛かりなことができないんだ」と回答が。

実施する予定がない企画が募集要項に

インターン

 そして店長は「今朝、本部から玉井に謝るように電話があったこと」を告白します。「どういうことですか……」と呆気にとられていると、店長が告げた言い分は次の通りでした。

「本社としても、自由な発想でクリエイティブなことをやりたいという意向はあるものの、それを形にする方法は今のところないそうです。本来なら、企画経営室が指揮を執るか、新部署を設立するかのどちらかだけど、クリエイティブなことを実現し、それを成功させることができるチーフプロデューサーが社内にいないため、すぐに実現するのは難しいと」

 玉木さんは、強い憤りを感じました。

「そもそも実施する予定がない企画をインターン募集の内容に書いたってことですよね。そんなことを盛り込むなんて、完全にダマされたって感じがします」

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