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転職活動で「語れるエピソード」を作るため、今すぐすべきこと

学び

「目線を上げる」トレーニングで何が変わる?

 売上を2倍にできるような人であれば、自動的に仕事ができるようになります。細かいことに拘泥(こうでい)しているよりも、仕事にも張り合いが出ます。

 ……もちろん、簡単なことではないのですが、こういうことを考え続けることで、真に意味のあるプロジェクトの発起人になり、何よりも価値がある「挑戦経験」「失敗経験」「成功経験」が積めます。これやってみるとめっちゃおもしろいんですよ。で、めっちゃむずかしい。

 いつも「うちの上司はわかってねーな」「社長はほんと時代遅れだよ!」と思うかもしれないですが「じゃあキミが好きにやっていいよ。その代り売上を増やしてね」と言われたら、「あれ、これ、一筋縄じゃいかない!! え、てか現実的なソリューションってない!? どうすればいいんだ!!」となるはず。

 こんなにいいトレーニングはありません。

「目線を上げた思考」がクセになったら勝ち

 どんなに思考力の本とかケーススタディを読んでも結局は他人事なんですけど、実際に自分の会社の経営改善をしようと思うと、問題解決に必要な力がゴリゴリついていきます。

 単に論理的なだけではだめで、周りの人を本当に動かせるような魅力的な提案スキルが必要になるし、政治力のことも考えないといけない。

 モノやサービスを売るんだったら、「これって本当にお客様が買ってくれる?」「そもそもお客様って何が嬉しくてうちの会社を使ってくれてるんだっけ?」みたいに、本質的に考えることがモリモリでてきます。

 こういう思考がクセになったら、もう勝ちです。「あれ、いつの間にかほとんどの仕事がラクにできるようになってる!」となります。

 目線、上げてみませんか?

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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