ホテルマンが恐れる犯罪者「スキッパー」とは?ホテル業界のウラ用語
A.宿泊料を払わず逃げる客のこと
チェックアウトの時刻を過ぎても客室から出てこない……。部屋を確認してみると、料金を払わず逃げてしまっていた。そんな「食い逃げ」のような行為をする人のことをホテル業界では「スキッパー」と呼びます。語源は「跳ねる人」を意味する英語「skipper」。「急いで逃げる人」を表します。
最近では、インターネットでの予約が主流となったため、事前に顧客情報の取得が可能となりました。クレジットカードで先払いすると料金がお得になるプランもあるため、スキッパーの被害を防ぐことができるようになってきています。
また、チェックイン時に予約している分の宿泊料金を先払いするシステムのホテルも多くなっています。しかし、一流ホテルや旅館では慣習的にチェックアウト時に精算することがほとんどです。
しかも、ホテル内のレストランでの食事や、ルームサービス、マッサージなどのサービス料金もチェックアウト時にまとめて精算するため、被害額が大きくなってしまいます。スキッパーの手口としては、延泊した上で、4泊の予定の場合は3泊目で逃げ出すことが多いようです。
「ウォークイン」と呼ばれる予約なしで当日飛び込みで宿泊するお客さんに対しては、スキッパーである可能性を警戒して、料金を前払いする対策を取るホテルもあります。
Q.どんでん
「この後すぐどんでんだよ!」
いったい何が起こるのでしょうか?