20代ビジネスマンの正しい家選び「近い駅の遠く」がベストな理由
近い駅の遠くに住むことで「心身が健康に」
若いうちの時間はとても貴重です。そんな貴重な時間を通勤でテクテク歩くことに費やすなんてムダだとも言えましょう。ただ著者はその時間を「まとまって歩くことに専念できる時間」だと捉えています。そのメリットはいくつかあります。
まずジム代わりになります。ルームランナーで15分歩くと思えばいい。急いでいるときは自転車を使えばいいでしょう。その観点からは、アップダウンのある立地はちょっと良くないかもしれません。
特に晴れている日はセロトニンが分泌されてうつ病防止にもなるという説がありますので、気分も良いでしょう。雨の日は競歩のように歩きましょう。
何も考えることがないときには、その日や前日に交わした会話を英語で言ったら何て言うのかなんて考えたら、英会話のレッスンにもなります。あと、私の経験則ですが、なぜだか銭湯は駅から遠いところに多いです。たった数百円で、大きいお風呂でリラックスもできます。
歩きながらだと落ち着いて物事を考えられる
そして、歩きながら物事を考えると、不思議と発想が前向きになります。嫌なことは緩和され、自分に反省すべきことがあったならば素直に見つめ直せます。良いことがある日はより楽しみになります。
朝は、今日やるべきことや注意しておくことを整理する。夜はその日あったことを反省するなど、目先のことをきっちりやり遂げることを考えるのも良いでしょう。
また、「5年後にどうしていたいかな?」「いまの交際相手との結婚ってどうしようかな?」とか、そういう大事なことを考える節目として、朝と夜の移動時間を割り当てれば、自分の生活に軸ができるでしょう。
思いついたことを立ち止まってメモすることは良いですが、くれぐれも歩きスマホはダメです。車や自転車に気づけずに事故のもとですし、ついボヤッとサイトやアプリを眺めて時間が過ぎてしまいます。
また少し話は異なりますが、アクセスが悪いと、終電に乗り遅れただの、地方から遊びに来ただのという友人知人に、ホテル代わりに泊まられることも少ないので、自分の時間を邪魔されることも少ないでしょう。