松屋の「豚角煮コンボ牛めし」は確かに“飲める牛めし”だった!たったひとつの弱点は
潔いおいしさ。
ここ最近、牛丼チェーンの新メニューが面白いことになっています。この理由は、原材料の高騰により2021年末に牛丼の価格改定が行われたためと推測されますが、「(安さだけに注目されるのではなく)これまで以上に牛丼を楽しんでもらおう」という真摯な姿勢がユニークなメニューにつながっていそうです。
そして今回大いに気になったのが、松屋の期間限定メニュー「豚角煮コンボ牛めし」。リリースに書かれていた「一度で2度も3度も楽しめる欲張りどんぶり“飲める牛めし”が爆誕」というフレーズが頭から離れず、その真偽と満足度を確かめてみたくなったのです。
松屋は以前から「すみっコぐらし」とのコラボメニューを展開するなど、幅広い層に対する細やかなメニュー作りに好感を持っていたので、期待を込めて実食することにしました。
肉をじっくり味わいたいので並盛・大盛どちらも食べてみた
満足度を確認するため、今回は並盛(680円・以下税込)と大盛(740円)の両方注文し、テイクアウトでゆっくり味わうことにしました。最初にサイズついての結論ですが、女性の私でもペロリといけてしまうので、大盛が断然オススメです。
話を実食に戻しましょう。並盛のフタを開けてみたところ、確かに牛めしの上に大ぶりな豚角煮がどーんと2枚乗っかっています。上から“追いタレ”なるものがかかっているそうですが、むやみにしつこそうな甘ダレではなさそうです。まずは期待のキー具材「豚角煮」から食べてみることにしました。
牛と豚の絶妙な組み合わせに、唸った
豚角煮の柔らかさは好感を持つレベルで、厚みも程よくあり、食べやすく、しつこくない甘辛感。ふわふわとろ~んと柔らかいだけではなく、肉の食感も残っているので食べ応えがあります。
極上のおいしさかと聞かれたら、そこまでのレベルではないですが、普通においしい角煮がしっかり入っているので、不満はまったくありません。当初、私は「豚と牛って本当にマッチするの?」と疑っていたため、角煮のあとに牛めしを食べて、あまりの違和感のなさに喜びを隠せず「うまい! 肉がもっと好きになるな!」と唸ってしまいました。
弱点をあえて探せば、全体的に“茶色い”ところでしょうか。肉が主役であり、野菜は青ネギと付け合わせの紅ショウガのみですから、それを良しとするか栄養バランスが気になるかは、食べる人によって変わってくるかもしれません。