サッカーでアキレス腱断裂した会社員が「怪我よりもショックだった事」とは
10代の頃の運動神経を維持していると今でも過信しているアラサーも少なくないのではないでしょうか。
特に、普段から運動をしていないのに、週末やイベントごとだけはりきって競技に参加することで、思わぬ大ケガに繋がることもあるようです。
地元の友人から「草サッカー」に誘われて
「正直、治療からリハビリまで意外と楽しい時間だったので、トホホホとは思ってない」そう言い切る竹本譲さん(仮名・31歳)。しかし、聞いてみると、なかなか壮絶なケガを経験していました。
竹本さんは、高校時代はサッカー部に所属。運動が盛んな学校ではなく、楽しんで練習する雰囲気だったと言います。
「社会人になってからは、忙しくてあまり運動をしていなかったんです。でも、身体を動かすのは嫌いじゃなかったので地元の友人から、『草サッカーのチームを作ったから、一緒にやらないか』と誘われたときは、すぐに『やりたい』と返信しましたね」
パスを出した瞬間、「ブチン」と音が
「友人の子どもや家族なども見に来ていたので、かなり盛り上がっていましたね」
しかし、思ってもいなかった不幸が竹本さんを襲います。
「立ち止まってパスを出した瞬間に、ブチンという音がして自分の左足が宙を舞うのが見えたんです。気づいたら、背中から地面に倒れていました。最初はなにが起きたか分からず、後ろからローキックみたいに足が払われたのかと思いました。でも倒れてから周りを見渡すと誰もいない。レフリーの笛も鳴らなかったので、仕方なく立ち上がりました」