吉野家の新カレーは牛肉との相性抜群。牛丼チェーンカレー界に“二刀流”の新風か
予想以上の盛り上がりをみせている2021年冬シーズンの「牛丼チェーンカレーウォーズ」。前回の記事で取り上げた「なか卯」、「すき家」とゼンショーグループのカレーリニューアルが続きましたが、12月7日からは最大手の吉野家も新カレーに生まれ変わることに!
カレーは「夏の食べ物」という認識からか、リニューアルは夏前もしくは夏に行われることがほとんどでしたが、近年のカレー人気の流れを受けてか、ついに冬の人気者にもなりつつある気がします。
さて、吉野家の新カレーは神田カレーグランプリ2019優勝店の「カリガリ」監修によるスパイスを効かせたカレーライスだそうです。
神田カレーグランプリ2019で優勝した人気店
東京在住以外の方にはカリガリという店名に馴染みがないためか、コラボカレー発売の情報が出るやいなや「吉野家かガリガリ君味のカレーが発売だって!?」と勘違いする人の姿も(笑)。そんなも含めて話題沸騰中なのであります。
ご存じない方のために改めて説明すると、カリガリは秋葉原に本店を構えるカレー店。ココナッツカレーやスパイスカレーが人気で、東京を代表するカレーイベント「神田カレーグランプリ2019」では並みいる強豪を抑えグランプリを獲得!
間借りFCやメニューFCを含めると現在10店を舗展開する、東京カレーシーンで一目を置かれる存在なのでした。今回の吉野家とのコラボカレーは今年の4月から約1か月間、一部店舗で限定販売されていたもので、その反響の大きさから全国販売へと繋がっていったようですね。
パッと見は今までと似ている…?
気になる新メニューはプレーンタイプのカリガリ吉野家カレー(並・393円)をベースに牛カレー、肉だく牛カレー、牛カルビカレー、牛×牛カルビカレー、チーズカレー、から揚げカレー(から揚げ取扱店舗のみ)というラインナップ。ルーが変わるものの、トッピング内容は今までのカレーとほぼ同じ並びになります。
吉野家の看板カレーといえば昨年夏から登場した“牛”がモリモリ乗った「肉だく牛カレー」。新カレーにも引き継がれていたので、まずは「カリガリ肉だく牛カレー」(並・657円)をオーダーしてみることに。カレーの粘度はドロッとタイプ。パッと見た感じだと今までのカレーとの差がわからないですね。