オフィスでおならが止まらない!? ガスの発生を抑える方法4つ
突然ですが、みなさんはいつおならをしていますか?
トイレで、家で、道端で、オフィスでひっそり「プスゥ~!」。はたまた、ひと思いに……など、そのスタイルはさまざまだと思います。
おならが頻繁に出てしまい、困っている人も少なくないそうです。確かに、人前でおならが出そうになるのは避けたいところですよね。
生理現象なので、おならをなくすことはできませんが、回数を減らすことはできます。今回は、おならの発生率を下げる方法を解説します。
(1)空気を飲み込まないことを意識する
腸内のガスが肛門から出されることをおならと呼んでいます。ガスが腸内にたまってしまうのは、「飲み込んだ空気」と「食べ物」の2つが主な原因です。
食事中にゲップがでた経験はあるでしょうか。
ゲップは、食事中に飲み込んでしまった空気の一部。私たちは食べたり飲んだりするとき、気がつかないうちに大量の空気を飲みこんでいます。飲み込んだ空気の一部はゲップとして外に出され、残りは腸に移動し、肛門からおならとして外に出されます。
おならを減らすために、食事中は空気を飲みこまないよう気をつけましょう!
といっても、意識して飲み込んでいるわけではないので、「空気を飲むな!」と言われても難しいですよね。気をつけるべき主なポイントは下記の4つです。
・早食い
・一気飲み
・炭酸飲料の摂取
・麺類をすすって食べる
早食いや一気飲みは、空気を飲み込んでしまう可能性が高くなります。
また、ビールなどの炭酸飲料を飲んでいると、ゲップが出やすくなりますよね。これは、炭酸飲料に含まれているガスが原因となります。炭酸飲料を減らすことも、おならを減らすことに繋がります。
麺類に関してですが、ラーメンや蕎麦はすすって食べることが多いですよね。「すする」という行為は空気と食べ物を一緒に口内に入れるので、胃腸に空気が入りやすくなります。
とはいえ、おならを減らすためだけに、麺類や炭酸飲料を減らすことは酷ですので、「おならの原因になっているかも?」と認識する程度でかまいません。
一気飲みをやめたり、ゆっくり噛んで食べるようにしてみてくださいね。特に普段ゲップが多い人は、早食いをしている可能性が高く、おならの回数も多い傾向にあるので、要注意です。
(2)ガスが発生しすい食べ物を知る
おならを減らすために気をつけるべきもの2つ目は「食べ物」です。
食べたものは胃や小腸で消化・吸収され、食物繊維など消化しきれなかったものは腸内細菌によって分解されます。このとき、ガスが発生する場合があります。
特に豆類やイモ類は食物繊維が多いので、食べすぎるとガスがたくさん発生し、お腹が張ってしまうことがあります。この場合のガスはニオイもキツくなく、すかしっぺをしても誰も気がつかない……かもしれません。
不快感を覚えるようなら、原因となる食べ物の摂取量を減らすなどの工夫をしましょう。「何を」「どのくらい」食べたらお腹が張るのかは人によって違うので、把握しておくのもよいと思います。
また、繊維質が多いものだけでなく、肉類などのタンパク質もおならが出やすくなる原因となります。
焼肉を食べ過ぎた翌日、思わず鼻をつまんでしまうようなクサ~いおならが出たことはありませんか?
肉類などのタンパク質が消化・吸収しきれなかった場合、腸内細菌によって分解されます。このとき、悪臭成分であるアンモニアやインドール、硫化水素が多く発生するため、臭いおならが出る可能性が高くなります。
未消化なタンパク質がおなら(ガス)の原因となるので、肉類を食べすぎないように気をつけたり、よく噛んで消化を助けたりするようにしましょう。