24歳・年収360万円で「アルファロメオ」を衝動買いした男が思うこと
祝・納車! 車を持つことの大変さを実感
めでたく納車をして、現在は憧れのマイカーライフを送っている小野さんですが、車を持つことの大変さを実感する毎日だと言います。
「憧れのアルファロメオを手に入れて、意気揚々とドライブをしたのもつかの間、車を持つことの大変さを思い知らされました。
毎月毎月、ローン代、駐車場代、保険料、ガソリン代合わせて7~8万円が車に消えていくのは正直、キツかったです。
当時は手取りで25万円くらいだったんですけど、家賃と車代だけで毎月15万円が消えますからね。残り10万円で生活費を賄わなくちゃいけないのでやっぱり頻繁な飲み会だとか無駄な出費は切り詰めないとやっていけませんでした」
コスパだけじゃない、車を持つことの魅力
車を持つことの大変さに苦しんだという小野さんですが、コスパだけでは語れない車を所有することの魅力について語ってくれました。
「確かに、車を持つのは現代、特に都市部だとコスパの悪い事なのかなと思います。でも、車を持ってからいろいろな車好きな人との交流もできたし、年上のおじさんたちからも可愛がられたり、それから女の子にモテたりと、単に移動手段だけではない価値を実感しています。
車の維持費と利用頻度だけ考えてしまえば、公共交通機関を使うとかシェアリングサービスを使う方がよほど賢い選択だとは思いますが、車を持つ事で初めて得られる付加価値というか経験みたいのは絶対あるなと確信しています」
さらに車を買うか迷っている20代ビジネスマンにメッセージをお願いすると……。
「ちょっとでも車に興味がある人はぜひ、自分で買ってみて車を所有することを経験してみてほしいなと思いますね。
車の維持費は高いですが、まぁ、買ってしまえばなんとかなるものですから」
社会人1年目で衝動的に車を買ってしまったが故に、維持費に苦しめられたという小野さんですが、それ以上に車からたくさんの魅力を感じているようでした。
若者の車離れが進む中、あえて車を買うという選択をした小野さんは自慢のアルファロメオに乗って颯爽と去って行きました。
⇒次回、<年収360万の20代がアルファロメオ購入→3年で故障。すぐに高級車を買ったワケ>に続く。
<取材・文/bizSPA!取材班>