社内不倫の相手が急変。身に覚えがない「セクハラ」騒動で大ピンチ
「関係を切る」と断言した夫におきた悲劇
「夫は土下座をして、『ごめんなさい。もうしません』と泣きながら謝りました。その後、夜を徹して夫婦で話し合いをしました。
不倫相手の女子から1年前に『尊敬する課長』として好意をよせられていたこと、何度も告白をされたけど断っていたこと、出張時に彼女と体の関係をもってしまったが、今はとても後悔していること。夫は正直に話してくれました」
夫の不貞行為を本人の口から聞いて、アヤメさんはどうしたのでしょうか。
「夫は『アヤメを愛している。彼女とは別れたい。けれど彼女が盛り上がっていて、どうしていいのかわからない』と言いました。正直あきれましたけどね。でも、私も夫のことが好きだったので『今なら、まだ間に合うから。明日、きちんと彼女に別れ話をしておいで』と言いました」
翌日は仕事がまったく手につかなかったアヤメさんですが、夫からLINEで『別れ話をした。綺麗さっぱり別れることになった。チャンスをくれてありがとう』と連絡がきたそうです。
「これでよかった、以前のように、幸せな夫婦2人の生活に戻れると思って安心しました。その日は私も夫も早めに仕事をきりあげ、自宅で乾杯をしました」
翌日から不倫相手の女性が豹変
ところが、翌日から事態は急変したとアヤメさんは言います。
「人事から呼び出しがあったそうです。『私、圭介さんにパワハラ、セクハラされました!』という告発が人事にあったそうです。タイミングから考えて、匿名者として考えられるのは、不倫相手の子としか思えませんでした」
それが事実だとしたら、別れ話が出た途端に不倫相手を訴える、というのもすごい話です。
「不倫相手の子は、そのタイミングで『精神的につらい』という理由で、休職に入ったと聞きました。夫は上司だし、パワハラ・セクハラをしたと訴えられた以上、立場は圧倒的に弱く、不倫関係にあったのは事実なのであっという間に他部署にとばされました」
夫が他部署に異動して数週間後、不倫相手の女性は休職から復帰したそうです。