「就活ルール廃止」が一転、存続へ。結局どっちがメリットあるの?
政府主導の「現行ルール」どうやって守らせる?
今回、維持されることが決まった現行ルールを企業に遵守させるには何がポイントになるのでしょうか?
「1つは、主要な就活サイトのオープン時期を完全にコントロールすること。もう1つは、インターンシップの形をとった採用活動の前倒しを厳しく取り締まることだと思います」
学生の人生を大きく左右する「就活」。混乱が起きた時、大きな影響を受けるのは、やはり学生たち。彼らのためにも、政府には企業がルールを遵守するような施策をとってもらいたいものです。
<取材・文/都田ミツコ>
【海老原嗣生(えびはら・つぐお)】
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員。リクルートキャリア社特別研究員。大手メーカー、リクルート社を経て、現職へ。雇用問題やキャリア形成に関する著作・記事に多数執筆する。漫画『エンゼルバンク――ドラゴン桜外伝』の主人公のモデルでもある