高級タワマン「異業種交流会」に潜入。怪しいお金持ちの正体は?
叶姉妹みたいなお姉さんの正体は…
一方で女性陣は勤め人が多いようだ。ネイルサロン勤務、アパレル会社勤務、保険会社勤務などなど一般的な職業が中心である。しかしながら、どう見ても会社員ではなさそうな女性もチラホラ。
私が座ったテーブルには勤め人の女性2人のほかに叶姉妹とうりふたつの熟女が1人。お高くとまったその熟女を接待しなきゃいけない雰囲気が流れ始めたので職業を聞いてみることに。
「私の職業? なんだと思う? ウフフ」
コロンの香りを漂わせ、ボディタッチを交えながら筆者に問いかける。そのやけに整った顔を見る限り、“美容整形外科”あたりが濃厚であるが、そんなこといったら大変なことになりそう。ということで「色気があるからCAさんとかですかね」と言ってみる。
「あらやだ。私がそんな仕事するわけないしょう。勤め人なんかじゃありませんわ」
CAだなんてそんなバカにしないでよ! といった言い方である。CAって結構枠も狭いしわりと勝ち組な職業の気もするんだけど。そんなことより目の前にいる勤め人の女性2人が心配である。もう泣きそうな顔をしているが……。
みんな一体なんの仕事をしているのか?
女性陣(基本的にはかなり美女)には目もくれず、男3人がなにやら熱く語り合っている。気になる金髪ボウズさんもいるので思い切って飛び込んでみる。
1人は六本木で焼肉店やバーなどを数店舗経営しているというホンマモンのお金持ち。もう1人は警備会社を立ち上げたというこちらもやはり経営者。
しかしただの警備会社ではない。SPなどを中心に雇い、国家レベルの警備をガッツリ受け持っているという、裏でロシアとでも繋がっていそうな人物。従業員には元K-1ファイターも数人いるそうだ。そして金髪ボウズさんのお仕事は……。
「私は芸能人などを相手に霊媒師をしています。言わないようにはしていますが、一目見ただけでその人がどういう運命をたどるか分かってしまうんですよ」
かくいうその霊媒師さんも、仕事のかたわら会社を経営しているそうだ。どうやら場違いなところに来てしまったようだ。いちフリーライターとは差がありすぎて敗北感すら生まれなかった。