飛行機に寝坊…北海道まで“12時間かけて”帰省した男性のやらかした顛末
札幌まで車内ではずっと立ちっ放し
ちなみに新函館北斗駅行きの新幹線「はやぶさ号は」全車指定席のうえ満席。ただし、飛行機と違って満席時に発売される「立席特急券」があり、これを購入して乗車することにしたそうです。
「函館まで立ちっ放しって聞いただけで憂鬱になりますが、この状況で贅沢は言ってられませんよ。新宿で埼京線に乗り換え、大宮から乗車したんですけど、車内はデッキも人で溢れてました。仙台や盛岡、新青森で降りる人が多かったので途中からは少し楽になりましたけど、新幹線で通勤ラッシュのような混雑を体験するとは夢にも思いませんでした」
札幌までの3時間半の道中も座れず
無事、北海道への上陸を果たしましたが、ホッとしたのも束の間。新函館北斗駅から札幌駅に向かう特急スーパー北斗には自由席がありましたが、ここでも悲劇に見舞われます。
「新幹線からこの特急に乗り換える人が大勢いたのですが、私は列の後ろのほうに並んでいたため、少し空いていた自由席が全部埋まってしまったんです。札幌まではさらに3時間半以上も乗らなきゃならないのに、ここでも立ったまま。おまけにカーブが多いからバランスも取るのも大変だし、さすがに心が折れそうになりました」
夜8時半過ぎに札幌駅に到着し、最後の乗り換え。夜9時ちょうど発の旭川駅行き特急カムイでは念願だった自由席を確保することができ、ここでようやく座席に座ることができたそうです。
「ただ立っているだけなのにとにかく疲労感が半端なかったです。発車後すぐに眠ってしまい、気がついたら『次は終点、旭川~』という車内アナウンスが流れていました」