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リア充を演出し過ぎた20代男性!金欠でも止められない原因は「ヤバイ高揚感」

コラム

何とも言えない高揚感と満足感がある

「でも本当の僕は、ごく一般的な会社員。毎月の小遣いだけでは足りず、貯金を切り崩しながら活動するしかありません。SNSへの投稿をやめようと何度も思いましたが、『羨ましい』『今日も豪華ですね』などの羨望コメントが入ると、高揚感が抑えきれません」

 いまはなるべくお金がかからないよう、高級ホテル前で「今日泊まるホテル」と紹介したり、「たまには手料理」などと投稿したりしながら節約に努めているといいます。支出は減りましたが、交通費や食材費もかかるため、金銭的に苦しいことに変わりはないようです

「いつか、続けられなくなる日が来ることはわかっています。でも、借金をしているわけでもないですし、悪いこともしていません。そして何より、架空の成功者を演じて投稿をアップしたときの、あの何とも言えない高揚感と満足感を超えるものを僕は知りません」

金欠になってもやめられない

涙の金欠エピソード

「今後もSNSの投稿は続けていく」と言う間宮さんですが、リアルな生活では上下1万円ほどのスーツを着用し、靴はセール品。食事は白ごはんに漬物や缶詰、プライベートブランドのカップ麺などでしのぎ、仕事中は給湯室の水をこっそり飲んで喉を潤しています

「たまに虚しく感じることもありますが、それを吹き飛ばすぐらいの高揚感が得られるので、続けてしまいます。世の中には、金欠になっても止められないこともあるのだと知りました。どこで折り合いをつけるかはすごく悩みますし、本当に難しいところです」

 葛藤しながらもSNSの投稿を続けている間宮さんに共感する部分もあるかもしれませんが、見栄を張り続けるために借金を重ねたり、犯罪に手を染めてしまったりするケースも少なくありません。まずは金欠状態に陥る前に行動を見直すことが大切だといえるでしょう。

特集・涙の金欠エピソード

<TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>

ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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