なか卯「炭火焼き鶏重」がハイレベル。“80円のトッピング”でさらなる高みに
牛丼チェーンと並び、手軽においしいどんぶりものやうどんが食べられる「なか卯」。先日新商品で登場したメニューがあまりにおいしかったので、感動レポートをお届けしたいと思いました。
その新メニューとは、「炭火焼き鶏重」(並盛790円、大盛860円)です。備長炭を使って焼きあげた大きめ鶏もも肉に、鶏そぼろとこだわり卵で作った錦糸卵がお重に敷き詰められ、鶏白湯ベースで作られた「鶏だんごスープ」まで付いた“鶏づくし”のメニュー。テイクアウトの商品でこれほど感動したのは久しぶりでした。
そこで今回はこの「炭火焼き鶏重」の魅力をご紹介しながら、もっとおいしく味わうための追加トッピングや追加メニューについてもご案内してみたいと思います。
満足度アップの秘訣は、「お重」
まず、このメニューの最大の魅力は、冷めてもおいしいということ。親子丼やうどんのように“作り立て”がカギを握る商品とは根本的に異なります。むしろテイクアウトしてゆっくり味わいたい人には最適で、味が程よく馴染んだ鶏肉とごはんの相性は抜群でした。
また、もうひとつ嬉しいのが、スープ。単品で注文すると120円の「鶏だんごスープ」がセットになっているのですが、白湯ならではの濃厚さはおなかをしっかり満たしてくれる充実感があります。
そして、満足度を何よりも底上げしてくれているのが、「お重であること」。丸型容器に入ったどんぶりメニューとは違い、丁寧に作られたお弁当の雰囲気が漂います。この効果は想像以上に素晴らしく、食事を楽しみたい気分をふんわり盛り上げてくれます。
炭火効果とやり過ぎていないタレのバランスが、絶妙
さて、最も気になる鶏肉の味についてです。炭火で仕上げた風味が功を奏しているのか、カジュアルレストランで食べる鶏肉料理とは思えないレベルに驚きを隠せませんでした。
食べた瞬間に心から明るくなるような、華やかなおいしさを実感。鶏肉の大ぶりなサイズ感だけでなく、タレは甘すぎず辛すぎずの上品な塩梅。そして刻みのりとごまとの組み合わせも良く、欠点を探すのが難しいくらいの秀逸な仕上がりでした。お世辞抜きに最高!
これぞ、“テイクアウトのホームラン”と言っても過言ではないでしょう。