元乃木坂46・中田花奈が今だから明かす「頑張りきった」アイドル時代の話
アイドルとしてやりたいことはやりきった
――その頃、卒業後は麻雀で生きていくぞ、といった気持ちはありましたか?
中田:一切なかったです。むしろずっと引退を考えてたので。芸能界にとどまるつもりは、正直あんまりなかったんです。アイドルとしてやりたいことはやりきったし、卒業後やりたいことは雀荘のママになることくらいかな、と。
――芸能界を引退しなかったのは、麻雀があったからとも言えますね。
中田:ずっと引退が頭の片隅にあったものの、はっきりと口にしたことはなく、しばらくは仕事があればやろうかな、ぐらいのスタンスでした。すると卒業後、すぐに『中田花奈の“プロ雀士への道”』(テレビ朝日公式YouTube)や『熱闘!Mリーグ』(テレビ朝日)といったお仕事をいくつかいただいたんです。麻雀関係じゃない仕事もあったんですけど、それがなくなっちゃったので、結局、卒業後の新しい仕事は全部麻雀(笑)。
「雀荘のママ」にあこがれた理由
――なぜ「雀荘のママ」になりたいんですか。
中田:プロ雀士になる実力はないと思っていたし、でも麻雀は好きなので……。私がよく行っていた雀荘が、夫婦で経営している雀荘とか、奥の方にずうっといるおばあちゃんが雀荘のママみたいな、アットホームなところだったんです。
そういう空間はすごく素敵だなと思って、いつしか雀荘のママに憧れました。でも、やるとしても、まだまだ先の、人生落ち着いた年齢になってからノンビリとやろうかなと思ってましたけど。
――それが、卒業後すぐの番組企画でプロ雀士を目指すことに。
中田:プロ雀士にはどうしたらなれるのか、もともと興味はありました。企画をいただけたのはありがたかったですね。やるからには勉強しようと思って、死ぬほど勉強しました。