元乃木坂46・中田花奈が今だから明かす「頑張りきった」アイドル時代の話
麻雀を仕事にするとは思っていなかった
――「頑張りきった感」は、自分の中で大事かもしれませんね。今は麻雀界でも活躍していますが、もともと麻雀に興味を持ったきっかけは、舞台『じょしらく』の「数え役満」というセリフだったとか。
中田:ただただ、自分が背負うセリフの意味を理解しようと思っただけなんです。でも調べてみると、結局、麻雀のルールがわからないと、ちゃんとした意味もわからない。
そこで、まず麻雀アプリをDLして、やり始めました。もともとアプリゲームはかなりやるタイプだったし、なかでもパズルゲームの類が好きだったので、麻雀は自分に向いてるゲームではあったのかなと思います。
――仕事に向き合う姿勢が、とことん真面目です。
中田:真面目がゆえに、辛くなりすぎちゃってた部分はあるかもしれません。でも、そういう性格のおかげで、麻雀に出会えたのも事実ですよね。
雀卓を囲むコミュニケーションの楽しさ
――卒業前に、麻雀対局の冠番組『かなりんのトップ目とれるカナ?』(TBSチャンネル1、2020年1月~)が始まりました。その経緯は?
中田:もともとは、NMB48の須藤凜々花さんがやっていた番組(『りりぽんのトップ目とったんで!』)なんです。須藤さんがNMB48を卒業するタイミングで2代目決定戦があったんですけど、全然実力がなく、その時は落ちました。
それでも番組には呼んでいただけるようになったんですが、番組を見た父からは「下手すぎる」とダメ出し。当時アプリでしかやってないし、周りに麻雀やってる人もいないし、しょうがないじゃん! と思いつつも、本を買って一生懸命勉強して。実際に打つ機会を増やしていったらもっと面白くなり、ハマっていきました。
アプリは、ルールをきっちり覚えてなくても、なんとなくできちゃうんですよね。初心者には入りやすいんですけど、やっぱりリアルな対戦とは別。実際に人と打つと、刺激的だし、しゃべりながら雀卓を囲むコミュニケーションも楽しいことを知りました。