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習近平政権への不満が爆発!中国を脱出した「上流階級」が日本を目指すワケ

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逃避先の上位に挙がった日本

中国

上海のロックダウン。一人でも感染者が出ると全閉鎖する理不尽ぶりが、中国の上流階級たちの不満を加速させたとみられる

「中国人が最も憧れる移住先は北米やシンガポールですが、コスト的にも要件的にも移民へのハードルが高い。タイやマレーシアなら簡単に移民できるが、中国よりも『格下国』という意識がある。そんななかで選ばれるのが日本です。漢字を用い、一応先進国で医療水準が高く、生活費も安価。同胞も多く食べ物にも困らないという理由です」(安田氏)

 在留資格の取りやすさも日本が選ばれる一因だ。

中華料理店や食材店などのスモールビジネスを経営すれば、経営管理ビザが取得できます。その後の永住権の取得も、先進国の中では比較的容易です」(姫田氏)

実現までこぎ着ける中国人は一握り

中国

 ただ、「潤」を思い描いても実現までこぎ着ける中国人は一握りだという。

「まず、中国は海外への資産持ち出しを制限しているので、海外資産を持っている場合以外は移住の資金を工面するのが難しい。それに、同胞のコネもツテもない国に移住するのは非常に厳しいという現実があります」(姫田氏)

 前出の安田氏も「潤」の属性について「上位中間層から富裕層に属する、40代~50代くらいがボリュームゾーンでは。今のところ30代から下は少ない。人数としてはまだ数千人規模」と推測する。

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