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ラーメン、カレー…糖質過多な食事で体に何が起こる?「賢い食べ方」でリスク回避を

暮らし

正しい知識で「賢い食べ方」を身につけよう

頭痛

 肥満や血糖値が高いといった症状は糖質との関係がわかりやすいのですが、意外な不調の原因になっていることもありますので、注意が必要です。

 たとえば、頭痛。慢性頭痛、特に片頭痛を持っている人の多くは、甘いものを多く摂っている傾向があります

 糖質依存で頭痛になっている人は、鉄分不足がベースにあります。鉄が足りないと、糖質を使う別の回路でエネルギーを作ろうとするため、常に糖質を欲してしまうようになるのです。

 糖質を摂ると、血糖値が上がって、その後下がります。精製された砂糖は特に急速に上げるのですが、急に上がった分だけ、急に下がります。

 この時に起こる症状が、頭痛です。改善策は、鉄分、たんぱく質、良質な脂の摂取を意識した食生活の見直しです。まずは、日々の食事から、向き合っていきましょう。

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「糖質」についての間違った知識・誤解から脱却することが、一生使える「賢い食べ方」を身につけるための第1歩となります。あなたが糖質に頼らなくても満足して過ごせるようになって、若々しく元気な毎日を手に入れてくださることを、心から願っています。

<TEXT/山下あきこ(株式会社マインドフルヘルス代表)>

1974年、佐賀県生まれ。内科医、脳神経内科専門医、抗加齢医学専門医、医学博士。アメリカ神経学会会員でもある。「セブンアプローチ」を提供し、病気を治すのではなく、より健康で幸せに暮らせる社会を目指して活動。健康セミナーやビジネスセミナーなどを行い、行動変容を促す方法と正しい知識を提供している

死ぬまで若々しく元気に生きるための 賢い食べ方: 医者が教える「糖質依存」がなくなる

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ついつい糖質に手が伸びる習慣がなくなり、食べたい気持ちと戦う日々から解放されるための、一生使える健康ダイエット本。

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