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カンニング竹山の“炎上計画”から始まった「答え」を出さない、という寄り添い方

暮らし

トークライブ『放送禁止』は“戦い”

カンニング竹山

――『放送禁止』は、以前“1年間自分の生き様を見てもらう場”としていました。聞いてもらう場、でもありますか?

竹山:トークライブだけど、「聞いてもらっている」という感じはないですね。今回でいうと、1対500の「戦い」。だから、正直言うと楽しみではないですよね。恐ろしい。でも、僕1人が会場の500人を“制する”瞬間があるんです。それが芸人という仕事の醍醐味でしょうね。それを味わいたいから、芸人をずっとやってるんだと思います。

――恐ろしい。

竹山:「戦い」だから。何でこんな恐ろしいことを、わざわざ作ってやらなきゃいけないんだというね。手間もかかるし、やりたくないって気持ちもある。常に、できれば今年はやらずに逃げられないかな、と思ってます。

 全公演終わった夜に初めて「やってよかった」って思うんだけど、始まる前や、公演中に「やりたい」と思ったことは1回もありません。でも自分のために、やる。

「常に、今年は逃げられないかなと思ってる」

カンニング竹山

――逃げない、ということでしょうか。

竹山:そうですね。それが僕の仕事ですから。ワイドショーに出ても、役者業をやっても、ロケに行っても、ひとつひとつ大事な仕事なんだけど、ライブは自分の中で「やらなきゃいけない」もの。漫才師だったら漫才やんなきゃダメでしょ、っていうことと同じです。だって僕はピンで、テレビでネタをやるような体制をとっていないから。

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