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ダイエットなのに体重が増えた!目標達成で「結果が出ない人」が避けるべき考え方

学び

要因の仮説が立てば、次の1手が見えてくる

考える

 ダイエットの例えでいうと、800gずつ減らすつもりが、逆に300gも増えている。これには必ず要因があるはずなのです。そこで、改めてこの1週間で自分が食べたものや1日の動きを振り返ってみて、体重増加の要因ではないかと仮説を立てました

・朝と昼は炭水化物を抑えることができていましたが、その分、量がいつも以上に増えていること
・夕食に揚げ物などの高カロリーなものを摂取していたこと
・雨が多く、移動にバスやタクシーを使ったため有酸素運動以外の運動量が落ちていたこと

 このように要因の仮説が立ってくると、これまでの計画(施策)の適切さはどうなのか、計画をどのように修正すべきなのか次の1手が見えてきます。

普段使いがちな「WHY」の弱点

 要因分析をしようとすると「どうしてうまくいったのか?」「どうしてうまくいっていなのか?」というように「WHY」で考えてしまいがちです。もちろん「WHY」で考えることで要因分析が効果的に進むという場合はそれでいいのですが、「WHY」で考えることで「やる気が足りなかった」「注意不足だった」など、意識にフォーカスした要因分析になってしまうケースがよくあります。

 また、部下を持つマネージャーの皆さんであれば、「WHY」を使って部下に質問すると、どこか責められているような感覚になってしまい、言い訳や反省のような思考に陥り、本質的な要因にたどり着かない可能性もあります

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