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「若いうちは自分に投資しろ!」は真実か?海外MBA取得者に聞く“自己資金”論

学び

海外MBA取得者に聞いた「自己資金」論

 最近、久しぶりにこのうちの1名の方とお食事をご一緒する機会があり、まさに「金融資産投資 vs 自己投資」について意見をうかがいました。

 彼は「正直金融資産にはほとんど投資してこなかったし、贅沢をしたいタイプでもなかったので、お金はMBAはじめ自分の市場価値を高めることに使ってきた気がするな。そして、そのことについて後悔はまったくしてないよ」と仰っていました。おそらくですが、他の3名に意見を聞いても、似たような回答をいただけるのではないかな? と思います。

 ただ、これはあくまでも「うまくいった方々の例」であることには注意すべきかなと思います。海外MBAを取った人のキャリアが全員、最高最強になるかというとそんなことはないと思いますし、MBAなしでもめちゃくちゃ楽しくいい仕事をしている人たちもたくさんいます。

MBAがキャリアの幅を狭めることも

自己投資

 MBAは自己投資としてとてもわかりやすい活動ですし、キャリアアップにもつながりやすいのは確かですが、短絡的に「よしじゃあオレもMBA取ろう」というのは少々危険なようにも思います

 円安もあいまって、海外でのMBA取得には1500万円から2000万円以上かかるようになっており、安い投資とは言えません。また、高いコストをかけてMBAをとったゆえに、「なんとかして短期的に回収しなければ」と待遇面のみに意識が向いてしまい、その後のキャリアの幅を狭めてしまったケースも散見されます。

 それよりも、彼らのような「うまくいった方々」がどのような性質や考え方を持っていたのか理解し、それをコピーする形で日々の仕事や学習を進めていくことが、最も良い自己投資になるのではないでしょうか。そして、それを最もスムーズに進めていくやり方が、「一緒に働くこと」です。

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