『HUNTER×HUNTER』連載再開への想い、約1000日連続で“感謝の正拳突き”するファンに聞く
「どう考えても面白すぎる」のが魅力
――『HUNTER×HUNTER』は初期の頃から読んでいますか?
樽江:ジャンプ掲載時から読んでいたと思います。単行本もずっと買い続けています。『幽遊白書』の頃から楽しませてもらっています。
――『HUNTER×HUNTER』の魅力はどこだと思いますか?
樽江:あまり語りすぎても陳腐になってしまいそうですが、どう考えても面白すぎます。知識欲を満たしてくれるのがいいですね。木造蔵という木像の中に空洞を作って、そこに貴重品を詰め込んでお金を隠すエピソードがあるのですが、昔の大金持ちが税金隠しのためになんでも木像に隠しているんです。
それが後のお宝となるわけですけど、その木像を使って詐欺をするやり方が作中で解説されているんです。実際に詐欺のやり方が現実にあるのか僕にはわかりませんが、現実にありそうな感じがするんです。わからないけど、あったら実際こんな感じだろうと。
道着は自然とボロボロに
――『魁!!男塾』の「民明書房」のようなものでしょうか。
樽江:近いかもしれません。『HUNTER×HUNTER』は題材が個性的です。「選挙」を題材に話を進めていったりと、新しい試みをどんどん出してくるところが非常に面白いです。
――道着は自然とボロボロになっていったのですか?
樽江:そうですね。最初は小さい穴だったんですけど、腕の摩擦と洗濯でどんどん擦れて穴が広がってきました。毎日洗濯機で洗っているというのも原因かもしれません。Amazonで「道着」と検索して安いやつを買ったので、良い生地という訳ではないと思うんですけど、当時は何年も続く企画だとは思わなかったんで。まさかここまでボロボロになるとは。