バニーガールがいる「老舗会員制バー」を直撃。庶民の憧れだが“何円かかる”のか
会員制ゆえに保たれる格式
いかにスタッフがトレーニングされたとしても、お酒を飲む場でバニーガールを目の前にすると羽目を外してしまう客もいるのではないだろうか。
「お店のことをご理解いただける方だけに、会員になっていただいております。エグゼクティブな方の会員が大半を占めており、会員であることをステータスだと感じていただいている方が多くいらっしゃいます。羽目を外してしまうお客様は、当店としても会員として不適切であると考えておりますし、会員様からも良い目で見られませんので、自然と淘汰されていきます」
紹介者側の顔に泥を塗ることにもなるからこそ、不適切な振る舞いへの抑止力となっているのだろう。しかし、この制度は、時代とともに変化して来ているという。
「基本は紹介制ですが、現在はあくまで原則です。例えば、過去に会員の方と一緒にご来店されたことがあり、改めてご来店された際に会員になられるケースも。紹介は絶対条件とはしていません」
会員になるにはいくらかかるのか
では、通りすがりで入ることはできないのだろうか。
「会員カードをタッチしないとお店の扉が開かないようになっているので、ふらっと入店することはできません。ですが、資料請求や体験利用という制度があるので、当店のコンセプトを知って体験してから決めていただく方法もあります」
興味を持てば、入会時の登録料として5万円、月会費6000円で会員になることができる。同店の特徴は他にも。同店では複数店舗で1つのボトルを共有できる「オンラインボトルキープ」なるシステムも導入している。ある店舗でボトルキープをしたら、他の店舗でも残量を反映したボトルが飲めるという。
「日本でボトルキープを始めたのが弊社なんです。1950年代に洋酒喫茶『BEBE』というお店でお客様のボトルをお預かりする仕組みを取り入れ、エスカイヤクラブでも実施するようになりました」