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ジブリパーク、11月1日オープン。事業費340億円だが経済効果はいかに

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チケットは日時指定の予約制

ジブリパーク

※愛知県政策企画局ジブリパーク推進課「ジブリパーク整備の推進・ 取組状況について」より

 チケットは日時指定の予約制でエリアごとの予約が必要です。公式ホームページで受付ており、12月入場分は10月10日14時から先着順で販売。1月入場分は10月10日10時から抽選で販売しています

 料金は「ジブリの大倉庫」が土日祝日大人2500円、子ども1250円。「青春の丘」と「どんどこ森」が大人1000円、子ども500円です。

 来場者は3エリア開業時で年間100万人、5エリア開業時で180万人を見込んでいます。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度、名古屋港水族館の来場者数が200万人、名古屋城が204万人でした。来場者数はその数を下回る予想です。

年間の経済効果は480億円?

 立地面で不利だと言われたムーミンのテーマパークは、オープンから1年経過する前に100万人目の来場者を迎え、計画を大幅に前倒しして目標を達成しました。ジブリパークはコロナの影響も加味して、来場者数をやや悲観的に見積もっているのかもしれません。

 5エリアを開業して創出される直接的な経済効果は283億円、180万人の来場者としていることから、1人あたり1万5700円程度を公園内外で消費すると見込んでいることになります。原材料の購入による生産増や雇用所得増加などの波及を加味した総合経済効果は、年間480億円と算出しています。

 投じられる事業費は340億円。工事費に310億円、設計・監修費に30億円を見込みます。工事を請け負ったのは鹿島建設。愛知県は設計段階から建設事業者が参画し、条件が折り合えば工事を発注するECI方式を採用していました。鹿島建設は3エリアを106億円で仮契約しています。設計・監修費の多くはスタジオジブリに支払われるのでしょう。

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