気を遣いすぎて疲れてしまっている人に

『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』（枡野俊明、三笠書房）

　身の回りで起こる些細なことが気になって仕方がないという人におすすめしたいのが本書『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』です。大量の情報が飛び交う中で、その波に飲み込まれそうになったり、気にしなくてもいいはずの情報がずっとどこか引っかかってしまったり、振り回されてしまう人も多いのではないでしょうか。

　本書における「放っておく力」とは、自分がコントロールできないことを放っておける力のことです。お返事する前に一呼吸置く、「みんな」に振り回されない、「不得意」より「得意」に目を向けるなどといった、慌ただしく過ごしていると忘れてしまいそうなことに、その「放っておく力」を磨くヒントが隠れていることを本書は教えてくれます。肩の力を抜きたいときにぜひご覧ください。

仕事のやり方を変えたい人へ！

『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』（内藤誼人、明日香出版社）

　何かを変えたいと思っても、真っ先に「面倒くさい」「後にしよう」「今じゃなくてもいいかな」とよぎってしまい、結局何も変えられないでいるという人は多いのではないでしょうか。本書『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』には、今日からでもすぐに始められるコツが満載です。

　とりあえず立ち上がってみる、満面の笑みを浮かべながら取り組んでみる、時には「やらない」という選択肢を取る――。読み進めていくうちにきっと、前向きな気持ちで自分を、仕事のやり方を、何かを変えられそうな気がしてくるはずです。面倒くさがらずに、まずは読み始めてみてはどうでしょう。