bizSPA!

最高に“ととのう”ディープサウナ旅。元『じゃらん』編集長が厳選

暮らし

 空前のサウナブームで慣れ親しんだ施設は大混雑! 気軽に“ととのえない”サウナーも多いのではなかろうか。作る・買う・借りるという3つの視点で、サウナムック『ベストサウナ vol.2』より、新しいサウナ様式を手に入れるためのヒントを模索した!

[マイサウナ]の作り方

積善館(群馬県)

「温泉の水風呂」に要注目

 空前のサウナブームのいま、元『じゃらん』編集長で旅のプロデューサーの森田拓朗氏は、温泉による“ととのい”を見ている。

[マイサウナ]の作り方

元『じゃらん』編集長 森田拓朗氏

「僕は、大田区にある『はすぬま温泉』の源泉掛け流し“水風呂”が好きなんですよね。少し茶色くて、22℃の冷たすぎない、やさしい肌あたりが気持ちいい。実は山梨や埼玉あたりは源泉温度の低い温泉が多く、そういう場所のサウナには同じように温泉の水風呂があったりします。熊本の名サウナ施設『湯らっくす』や静岡の『しきじ』のような天然水の水風呂もいいですが、成分の濃い温泉水風呂に注目するのもいいかもしれませんよ

和風スチームサウナ「蒸し風呂」の可能性

 さらに和風スチームサウナとも言える「蒸し風呂」の存在にも可能性を感じているのだという。

[マイサウナ]の作り方

後生掛温泉(秋田県)

「秋田の『後生掛温泉』や『玉川温泉』、別府の『鉄輪温泉』などが有名ですが、源泉温度が高い温泉地では、首を出せる木箱に入ってスチームサウナのように温泉の蒸気を楽しむ箱蒸し風呂があります。温泉成分は蒸気にも含まれるので体にいいですし、1人用なのである意味ソロサウナです(笑)

 また、群馬・四万温泉の『積善館』にも、実はひっそりと蒸し風呂が存在しています。浴槽端の小さな扉を開けるとタイル椅子の下に源泉が流れる1人用の蒸し風呂部屋が出てきます。暗い空間でぼーっと湯気に包まれる時間が最高です。ぜひ体験してみてほしいですね」

12
ベストサウナ vol.2 (扶桑社ムック)

ベストサウナ vol.2 (扶桑社ムック)

「KAMAKURA HOTEL」のサウナを楽しむ瞬間を、表紙カバーに採用!

おすすめ記事