今日ももぐらは遅刻!空気階段が語る、原点は「ドキュメンタリー」
男の欲望を捨てようという感覚になった
──KOC優勝後、金銭感覚は変わりましたか?
水川:そんなに変わってないと思います。もちろん自由に使えるお金が増えたので、何かを買うときに前よりちょっと高いもの選ぶということはあるかもしれないですけど、基本的にこれまでもあんまり我慢してきたことはなかったと思います。
──それはマザコンキャラとして仕送りのなせる業なんでしょうか。
水川:そうなんですかね(笑)。金銭的な欲があんまり強くないのは、「最悪(親からカネが)もらえる」というのが根底にはあるかもしれない。
──「タワマン住みたい!」みたいな欲望はないですか?
水川:いや、高いところが好きなのでタワマンは住みたいです。逆に「タワマン住みたい」くらいかもしれないです。めっちゃお金欲しいとか、女の人にモテたいというのはないかもしれないです。もちろん芸人を始めた当初はあったんですけど、世のままならなさを経験して、逆張りというか、男の欲望を捨てようという感覚になったのかも。意地を張るというか。
鈴木:僕は欲しいものが本当にない。キレイな石とかは欲しいですけど。土産物屋とかにあるじゃないですか。そういう、あってもなくても変わらないキレイなものがパッと目に入ったときとかじゃないと、「欲しい!」ってならないんですよね。
人生で“勝つ”までギャンブルは続く?
──ギャンブルはお金が欲しくてやってるわけではない?
鈴木:いや、もちろん欲しくてやってますよ。お金がないとギャンブルができないので。僕、小遣い制なんですけど、2年前は一日500円で、今、月10万円くらいもらっていても、タバコで毎月5万円くらいなくなって、残りは缶コーヒーと交通費。
今はギャンブルが小遣いの範囲で解禁になり、もらってから一発目の勝負でその月の暮らしがだいぶ変わってきます。でも、本当の意味で“勝った”ときには変わるかもしれないですけどね。僕は今人生で負けているので、それがプラスになったときは、もしかしたらギャンブルをやらなくなるかもしれない。わからないですけどね。
──“負け”というのは借金があるということですか?
鈴木:総額で今までいくら使ってきて、いくら勝ってるのかを計算したら、ということです。余裕で負けてます。