ロバート秋山竜次が明かす「テレビでできないネタ」に挑戦する“喜び”
テレビでできないネタに挑戦する
――ちなみにvol.4のなかでは?
秋山:宙吊り王子の「霧島天介」とかね。
ただただ宙吊りにされて、適当なフリー音源で謎の歌を歌いながら、横で、エキストラさんに当日いきなり踊ってもらって。あの人たち、もともとそんな予定ないのに(笑)。もちろん面白くなるのは大前提なんですけど、わざわざこんなに準備して、贅沢なことやってるなと思ったら、やってる最中も「めちゃくちゃ面白いな、これ」って。
宙に浮いているのは潔癖症だからで、実は亀甲縛りという変態王子。そんなん入れなくてもいいのに、やっぱオチをつけたくなるというか。もう、そういうネタはテレビでもできないしね。
「憑依芸」と言われることに対しては
――秋山さんといえば「憑依芸」といわれますが、それに関してはどう思っていますか?
秋山:よく言われますけど、憑依芸って、イタコじゃないんで(笑)。どんだけ役に入ろうが、頭の中では「今日の夜何食おうかな~」とか思ってますし。なんか、「憑依した!」みたいなことを言う人がいるんですけど、実際は、「早く終わんね―かな、早くしないとこのあとカレー屋閉まっちゃうんだよな」とか考えてますからね。めちゃめちゃ冷静ですよ、ハッキリ言って(笑)。
――個性豊かなキャラだらけの「クリエイターズ・ファイル」も、もう100キャラ目前。
秋山:「クリエイターズ・ファイル」って、大手芸能事務所だと思っていて。毎回1回で終わりじゃなくて、またやれたらいいなと思いながらやってます。なので、これまでの衣装は、レンタルルームをお借りして全部とっておいてもらってます。それもパンパンになってきちゃったんだけど。いつでも、どいつでも稼働できるように、頭の中でしゃべり方なんかも整理はしていますね。